国体規範論 中(71)(里見岸雄)


日本国体学会総裁・法学博士 里見岸雄

  第二項 ポツダム宣言の受諾と憲法改正
   第六款 憲法改正草案の発表及び帝国議会の審議と公布
    第四目 所謂国体問題の審議
     ㈦ 象徴と大権及び無答責

 天皇を象徴とし、従来の大権事項を実質的に天皇権力たらしめず、然も天皇の地位において行はれる非権力的国務を、天皇のいはゆる大権事項にとゞめ、天皇を政治上の無責任たらしめようとするのが、改正草案の骨子である。これも確かに一つの政治上の立場である。然も内外の情勢上、この立場をとる事が最も適当であるとする判断に政府は到達した、といふのが、すくなくも、政府が表面的に示した事実であつた。
…… ……(続きは本誌「国体文化」平成28年12月号で)

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