宮田昌明客員研究員新刊御案内:『英米世界秩序と東アジアにおける日本――中国をめぐる協調と相克1906~1936』刊行


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大東亜戦争肯定論の新拠点。
英米中はじめ世界各国を緻密に分析、20世紀前半の
世界情勢を描写する新たな歴史観を提起する!


宮田昌明・里見日本文化学研究所客員研究員が『英米世界秩序と東アジアにおける日本――中国をめぐる協調と相克1906~1936』を錦正社から上梓しました。

本書のもととなったのは、著者が京都大学大学院文学研究科に提出した博士論文。日露戦争後から支那事変前に至る三十数年間の日本政治外交史が英米や支那との関わりを踏まえつつ包括的に論じられています。全二十二章で構成されていますが、各章とも幅広い問題意識と着実な論証を伴った刺戟的な論考で、読者の関心と重ね合わせつつ、それぞれ単独の論文として読むこともできます。

上下二段組でA5判八九九頁。本体価格は九八〇〇円。注文は本部にて承ります。

英米世界秩序と東アジアにおける日本――中国をめぐる協調と相克 一九〇六~一九三六――

著者 宮田昌明 著
定価 10584円(8%税込)
本体 9800円(税別)
A5判/上製本・カバー装
発行日 平成26年9月3日
ISBN ISBN978-4-7646-0339-4
ページ数 896頁

日本の外交史研究の可能性に挑む大作

二十世紀前半の日本の中国外交と世界意識、英米の世界戦略と東アジア外交、各国の内政、外交、通商、移民、安全保障の交錯を緻密に描く

目  次

はじめに
序章 自由主義の理念と制約される世界

第一部 対等の地位を目指して
第一章 桂園時代の国家的展望
第二章 同盟外交と通商条約改定交渉
第三章 革新主義時代のアメリカ
第四章 辛亥革命、大正政変とその後の内外情勢の緊迫化
第五章 第一次世界大戦期の日本の中国外交
第六章 第一次世界大戦期の日米関係
第七章 国際連盟の創設

第二部 国際的自立と内外融和への模索
第八章 ワシントン会議から排日移民法の成立へ
第九章 戦後イギリスの政治理念と外交、帝国戦略
第十章 日本における政党内閣と内外政策の転換
第十一章 北京関税特別会議と北伐への対応
第十二章 陸軍改革運動と張作霖爆殺事件
第十三章 米英日の新政権と世界恐慌下の内外政策
第十四章 治外法権撤廃交渉

第三部 広域経済圏形成の中で
第十五章 満州事変の勃発
第十六章 満州事変期の政治、経済再編と対外関係
第十七章 満州事変後の対中国政策
第十八章 帝国領域としての満州国
第十九章 イギリス自由主義とアメリカ自由主義の相克
第二十章 陸軍派閥対立と華北分離工作

終 章 二十世紀前半の英米世界秩序と日本

注 記
文献一覧
索 引
詳細目次(PDF)

著者略歴

宮田 昌明(みやた まさあき)
昭和46年石川県生まれ
平成6年京都大学文学部史学科卒業
平成11年京都大学大学院文学研究科博士後期課程研究指導認定退学
平成25年京都大学博士(文学)
現在 一燈園資料館「香倉院」(一般財団法人懺悔奉仕光泉林付属)勤務、里見日本文化学研究所客員研究員。

主要著書・論文
『西田天香――この心この身このくらし――』(ミネルヴァ書房、2008年)
『没後百周年記念トルストイ展 目録・解説』(一燈園資料館「香倉院」、2010年)
「日本政党史の軌跡と展望――中央と地方、役割の変化、国際情勢の影響――」、「戦後世界秩序、東アジア情勢と日本――米ソ対立下の中国の動向をめぐって――」上下、「日本史の中の天皇」上下、『国体文化』1061,1066,1067,1073、1074号(日本国体学会、2012年10月,2013年3,4,10,11月)

共編・編纂協力
松田清・白幡洋三郎編『国際日本文化研究センター所蔵 日本関係欧文図書目録』全3巻(国際日本文化研究センター、1998年)
天華香洞録刊行委員会編(編集責任・大橋良介)西田天香『天華香洞録』全6巻・別巻1(財団法人儀悔奉仕光泉林、2004年)
フレデリック・クレインス(共編著)「17世紀オランダに普及した日本情報――デ・フリース陳西インド奇事詳解」における日本関係記述――」、『日本研究』第33集(国際日本文化研究センター、2006年10月)
倉富勇三郎日記研究会(代表・永井和)編『倉富勇三郎日記』第1,2巻(以下続刊予定)(国書刊行会、2010,2012年)

(参考:本書奥付より)